介護系の仕事と言うと一般的に正社員登用をイメージされがちだが、女性はパートや派遣という選択肢もある。女性が派遣で介護の仕事をする大きなメリットの一つが働きやすさだ。正社員雇用の場合、大半がフルタイム勤務で契約で決められた就業規則通りに仕事をしなくてはいけない。

一方で、派遣であればフルタイム勤務だけでなく半日だけの時短勤務にも柔軟に対応してもらうことも可能だ。個人の希望が通りやすい柔軟な対応は子供が学校から帰宅する夕方までに家に戻りたいなど育児と仕事を両立する人にとって大きな魅力と言える。

働きやすさ以外で挙げられるメリットが収入だ。派遣は正社員とパートの中間に位置する雇用形態となる。正社員には若干劣るものの、パートよりも給料の水準が高めになっているので生活に余裕を持てるのが強みだ。
派遣会社によって契約条件は異なるが、場所によっては基本となる月1の支払い以外に週単位、即日などに対応してくれるケースもある。

介護系の仕事は慢性的な人手不足に加えて激務になりやすく、残業を強いられるケースも多いのが実情だ。正社員雇用で働いている人は会社からの残業の指示には従わなくてはいけないが、派遣は契約している会社で無しと決められていれば断れる。肉体的負担を最小限に抑えて働ける点も派遣ならではの魅力だ。ただし、周囲が残業している中自分だけが先に帰ることで職場の人間関係が悪くなるケースもある。その場合、事情を説明して理解を得ることが大切だ。