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5月

女性が職場復帰しずらい現状

近年は結婚後も働く女性が増えている。主に子育て世代に見られる男性の収入減少もその大きな理由の一つであるが、自分のやり甲斐として働くことを選択する人が多いのも特徴だ。

そんな中、多くの女性が抱える仕事の悩みとして挙げられるのが、家事との両立である。特に出産や子育てに関しては、十分な休暇を設けている職場はまだまだ少ない傾向にある。子育て制度の充実した企業や、介護などの資格を生かした職業の場合には、産休や育児休暇を消化し、職場復帰を果たす人も増えてはいる。ところが、子供の急病など母親である女性の負担は男性よりも比率が高いという実情はなかなか改善されないようだ。その為、せっかく職場復帰が出来ても、実際には休みがちになるということも珍しいことではない。

また、それ以前に子供をみて貰う人や施設を確保出来ずに復帰が果たせないという人も多い。これらは男女平等と社会での活躍が期待されている現代の日本では、深刻で矛盾した問題として取り沙汰されている。
一旦退職して家庭に入った人の中にも、出産後に再就職を考える人も増えているが就職を果たせても子供の急病に時間を取られるなど、同様の仕事悩みを抱える人は多いのが現状である。
しかし、行政によっては保育士の育成に力を入れたり、新たな制度を設ける所も少なくない。昔に比べて子育てや家事に参加する男性も増える傾向が見られており、以前と比較すれば確実に女性の働く環境は改善されつつあるといえるだろう。

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